久しぶりの竣工写真のアップとなってしまいまして、すいません。
昨年竣工の「日光・ひとつ屋根の家」を撮影してようやく現像できました。
画角がいつも違いますが、中判カメラで撮影しており、意外とこの画角いいな〜と思っております。
縦の構図がなかなか難しい空間なのですが、このカットは引きがありお気に入りです。

天井の杉の小幅板は、大工さんによる手作りです。
方形の一枚屋根に合わせて張っておりまして、角も役物なしで綺麗に回して頂きました。
天井が通常の杉板よりも、線が細かく多くなり、柔らかく表現できたかなと思います。

「ひとつ屋根の家」というタイトルですが、屋根しか見えないこの写真が好きです。
元々この場所にあった祖父母の平屋の名残をそのまま残しつつ、風景の中に溶け込んで欲しい。
日本の街並みはやはり屋根の建築ですが、栃木のような場所においては風景と美しい屋根が合わさります。

ひさしぶりにHPにアップしましたので、ご覧ください!