郡山の家、上棟しました!

福島県郡山市で工事を進めている「郡山の家」が、上棟を迎えました。

朝から気持ちよく晴れ、空に伸びたクレーンの先から次々と材が降りてきます。大工さんたちが声を掛け合いながら、柱・梁・登り梁と順に組み上げていき、昼を過ぎる頃には屋根の形が空に浮かび上がりました。手刻みの現場ですすので、打合せは万全なのですが、緊張します。

郡山の家 上棟 梁を据える
谷木を据える

クレーンで吊り上げた梁を、下で受けて位置を合わせます。木は一本ずつ癖が違うので、最後は人の手と目で納めていきます。L型の家ですと、谷木と隅木がきれいに納まるかが重要ポイント納まって一安心です。

郡山の家 上棟 登り梁を掛ける
垂木を掛ける

勾配に沿って掛かる登り梁と垂木ですが、先端加工がされておりまして、年々複雑になります。

郡山の家 仕口と番付
仕口と番付

柱と梁の取り合い。墨で書かれた番付(材の位置を示す記号)と、木の栓で締める伝統的な継手に、金物が控えめに添えられています。ここは隅木と谷木、1.8mの跳ね出し棟梁が2本交差して納まり、さらに登り梁がかかります。
私もL型の家を作るときに、この部分の架構をどうするかを考えるのですが、今回はこの部分を無柱の四角錐の空間をつくり、L型の両側空間を少し隔てながら繋げたかったのです。

郡山の家 屋根の骨組みとクレーン
屋根の骨組み

組み上がった屋根の骨組みと、空にかかるクレーン。図面で何度も描いた線が、初めて実物の大きさになる瞬間です。

上棟は、家づくりのなかで一番景気のいい日だと思います。ここから屋根を葺き、壁を起こし、内部の造作へと進んでいきます。郡山の家は、宇都宮の事務所から通う現場としては少し遠いのですが、この日の骨組みを見て、通う甲斐のある家になると改めて感じました。
郡山は楽しめておりませんが、秋の安達太良山に登ろうと機会を狙っております。

竣工は年末の予定です。また現場の様子をお知らせします。