白河・セミコートハウスが上棟を迎えました。
大変だった二段谷隅木も綺麗に納まりまして一安心です。
大工棟梁による手刻みですので、プレカットとは打合せ内容も違い、機械ができないとう事がない。
そのうちすべて機械でできるような時代がくるのでしょうが、個人的には手刻みの方が融通がきいて好きです。

下隅木は柱まで、上隅木は更に軒先にまで跳ね出すのでちょっと複雑ですが、見事です。
今回は白河ということもあり垂木は見えてこなくなるので、構造が露出している姿はいまだけです。

軒出がない部分の納まりですが、もう通気と外壁の厚みを考えて切らずに納めてくれました。
ちょっとしたことですが、気遣い、木使いです。

ご近所の人が建て方を見守りながら、ちゃんと木の家作っているのはもう近所にはないよ、珍しいね〜と
まわりは確かにハウスメーカーの家に囲まれておりまして、時代の流れに逆らっているかのようですが、
私はむしろこちらの方が贅沢で先を見ていると思うのですが、、、

これから夏過ぎまで、白河通いとなります。
よい季節ですので、ラーメン以外にも色々と探索してみたいと思います。

福島県白河市にて、新しい住まいづくりが始まりました。
「白河・合掌屋根の家」を見て頂いて連絡頂いたそうで、嬉しい限りです。
計画地は市街地よりなので、L型に建物を配置し、L型の木塀を回して囲ってあげるセミコートハウスとなりました。