白河・合掌の家
白河市で、新しい住まいづくりがスタートしました。
屋根が合掌造りのような形状をしていますが、屋根勾配は緩やかに伸びやかに。
那須より北という事もあり、雪や寒さはもちろんの事、白河市は風が強い地域と知り、設計する時にはその土地に根ざしたものになるようにと心がけております。年内に完成予定!で頑張っております。
正面のファサードはシンメトリーを維持しつつも、玄関分だけ西側が屋根が長く下がっており、そのまま駐車場の下屋となるように、腰窓の形状がちょっと違うなどの間違い探し程度に崩してあります。
北側は景色を眺める横窓がスリット状に切られてアクセントにし、右側のちょっと飛び出た部分はオーディオルームです。オーディオマニアでは決してないのですが、本格的なオーディオルームの設計はこれが初めてになります。指南書との格闘の毎日です。
伸びやかな平屋の住まいで、玄関側に来客のあるオーディオルームと客間は配置、奥にプライベート空間として寝室、WIC、水周りを配置し、その中心にLDKがあるという間取りです。
アプローチは、深く下がった屋根がお出迎えしてくれます。
雪を考えると妻側からの方がよいのですが、駐車場へのアプローチを重視しました。福島県は、会津、中通り、浜通りと地域的に気候も分かれていて、白河市は中通りの最南に位置するのですが、雪は深くないそうです。
開口部はいつもと同じように見えますが、掃き出し窓ではなく一段上げてベンチのようにして、断熱と気密も一工夫加えます。ここら辺が設計するときの楽しい所です、どう納まるのは乞うご期待!