宮園町の家RE

宇都宮の中心市街地に建つ3階建ての住まいの改修工事が始まりました。
多分片手に収まる位しか改修工事はいままで携わったことがなかったのですが、
重量鉄骨3階建てで階段の位置をずらすということもあり、確認申請もあるかなり難易度の高い設計となり、
手間がかかりましたが、ようやくまとまりました。
外側はほとんど新しくしますがフォルムは同じで、内部は階段の位置をずらして平面の練り直しました。
配管の既存位置などの制約のあるなかでの設計となるのが難しいところです。
写真が、3階の居間の空間となります、、、

まあ、上から見てもなかなか良さをお伝えするのは難しいかもしれませんね。
階段を中心に地味ですが回遊できる動線を作りまして、上部のアトリエ部分がちょっとした溜まれる場所に、

二世帯なので、2階にもLDKと部屋があり、水廻りは2階に集約しました。
少し2階と3階ではプランを変えています。

一階はガレージですので、玄関と階段があります。
やはり改修したときの完成でないとなかなか伝わりませんね。
今後にご期待ください。
時代的にも住宅ストックの活用というのは求められているということは分かりますが、
そのための社会的な課題というものも山積していることも解決していかなければなりません。
個人的にはこの古いものを残そうとするときに社会が課すものが大き過ぎるように感じます。