刻みの打合せに、工務店さんに伺うと、みっちりと書かれた図面と質疑、、、

最近はほとんどがプレカットですが、こちらは手刻みです!

今回は形状的に、手刻み部分があることが分かってましたから、全部手刻みで、、といいますか、お願いしている平政工務店さんは、すべて大工による手刻みで全棟行っている貴重な工務店さんです。

これは 45度振られた登り梁を持ち上げて、水平梁に納める仕口加工をしている所です。

刻みの出来る若い大工は、だんだんと居なくなってきましたが、棟梁の下で修行しながら、刻みももう一人前です。

頼もしい限りで、少し先の未来まではなんとかなる気もしますが、そう遠くない未来には、プレカットの加工機の能力が上がって、すべて機械化になってしまうのではと思っております

腰掛け鎌継ぎの仕口ですが、よく見ると下端にも加工がされています。

柱の芯と継手位置を合わせたて、梁の捻りを防止して転ばないようにとの配慮との事でした。

勉強不足で私は初めて見ました、現場でどうやって納まるのかが楽しみです。

秩父さわらは、グリーン材(天然乾燥)ものですので、現在コンテナの中で乾燥調整中です。

ここら辺りが、木の事を分かっている工務店さんのありがたいところです。

この作業があるだけで、現場でのあばれが少なくてすみます。

さわらの表情です。

さわらは、無節という訳にはいきませんでしたが、いい表情をしております。

刻みもほぼ終了で、梅雨時期を上手くかわしながらの上棟になりそうです。