桜が満開の中、「下野・上古山の家」が上棟を迎えました。
すいません、地鎮祭や基礎工事を通りこしての上棟式です。
家の道路の向かいに、樹齢30年近くのソメイヨシノが並びまして、
直会は、さながらお花見です。

住まいの中からも、大開口に一面の桜がきれいに眺められて、本当に気持ちの良い空間です。上棟式は最近やらない方が多いと聞きますが、施主と棟梁が、顔を合わせてこんな大工さんが作っているんだという、人間的な交流をすることも現代で、特にこんなご時世だからこそ必要なものだと思っております。

天井は、杉の化粧垂木が並びます。
ウッドショックで木材も相変わらず価格もそうですが、物自体の流通が悪いようでして、上棟が遅れることになりましたが、なんとか栃木県産材の杉の化粧垂木を揃えることができました。材木屋さんには感謝です。

化粧垂木は、そのまま二階まで伸びてきます。
高さもかなり低く攻めたのですが、よさそうなスケール感です。

今回の住まいは、施主との化学反応的なところもあり、少しテイストが面白くなりそうです。お楽しみに。