下野市の代々農家を営む農家の子世帯のための住まいです。
やはり農家ということもあり土地に馴染むことを考えましたが、施主夫婦の考え方、生き方が建築を作り込んでいくうちに自然と反映されてきました。

メインファサードにも色濃く反映されおり、軒の出のない壁を強調した片流れに、下屋が取り付いたデザイン。左官壁の色は、グレーにする予定。
このグレーは、土着的で職人的な意味合いのでる色にしないとです。

西側と東側にあるグレーの壁を越えると、中身は木の建築です。
今回は、栃木県の鹿沼産材辺りの杉、ヒノキの構造材で構成され、
床や外壁などは、地松を採用しました。

年明けから着工し夏前に完成予定です。
現状、色々と大変な状況の建築業界ですが、一歩一歩進んでいくしかありません。苦労があるほど完成が楽しみです。