「氏家・二つ庭の家」が上棟を迎えました。

すいません、最近ブログの更新をサボっておりまして、模型からいきなりの上棟です。

両側に2階建てが並んでいるので、平屋の家がすごく目立ちます。

手前の下屋が水平ラインをさらに強調されるので、出来上がるとさらに低く見えると思います。

そんな訳でちょっと振り返りながら、、、

基礎工事の写真です。

南側が畑のために、眺望がよいのですが、東側に中庭を設けております。

西側にもリビングの裏側に西庭を確保しております。

私は基本的には、床下断熱ではなく、基礎断熱を採用しておりますが、今回は、南側に傾斜する屋根が少なく、そよ風ではなく、そよ換気の採用しました。

通常は基礎に蓄熱するのですが、今回は基礎に熱が取られすぎてしまうために、基礎内側全面を、断熱材で覆うことにしました。すぐに床下地を置いて歩けないように養生します。

温熱環境を整えるには、その都度最適な解を見つけることが必要です。

大工さんの怒られた棟木です。谷隅木は平面的には通常45°に通すのが一般的ですが、今回は、36.23°という中途半端な数字です。

勾配の違う屋根が、棟木で合わさっているのですが、基準の上と下の高さをしっかりとっても、最後の最後の外壁の厚み分で、ずれが生じてしまいます、、、現場でうまくまとめてもらいます。

谷隅木の上部を見ると、大工さんの苦労がわかります。

手刻みの大工さんですので、原寸を起こして相当悩んでおりました。

毎回ですが、「いつもすいません」(笑)

ですが、無事にきれいに納まり、一安心!