宇都宮の住宅街の角地に建つ、住まいの計画がスタートしました。

土地が少し変形地になっているために、その土地をどのように上手く使うかと考えまして、扇に! 土地に素直に立てた結果ですが、その形が内部空間にも反映され、その空間がとても面白い空間になりそうです。

板塀に囲われたほどよい奥行きの庭を、居室の延長に内包するようなイメージです。

屋根の感じが、見る方向によって変わり、道路面に対しておじぎをしています。

ボリュームが一番小さく見える位置からの形は、少し歪で騙し絵のような

面白いフォルムになるが、視線がずれるとまた表情が変わる。

これが、北面から見ると今度は伸びやかに見えてくる。

北側は放射線状の壁をそのまま飛び出して、陰影をつけつつ、視線を遮っている。

私の中でいつも新しい試みを一つでも見つけて、もう一歩先にと設計をしておりますが、

この家は、もう二歩位先と、新しいものを見つけられそうな住まいです。

お施主様による所が大きいのですが、設計が楽しみです。